ほうじ茶スイーツの魅力に浸る、週末のご褒美レシピ
最近、カフェでもすっかりお馴染みになった「ほうじ茶」を使ったスイーツ。あの香ばしい香りと優しい甘さを、おうちで楽しんでみませんか?今回は、心も体もほっと癒される、とっておきのほうじ茶スイーツレシピをご紹介します。

いつからか、カフェのメニューで「ほうじ茶ラテ」や「ほうじ茶パフェ」を見かけるのが当たり前になりましたね。抹茶のキリッとした風味も大好きですが、ほうじ茶が持つ、あの燻したような独特の香ばしさと、どこか丸みのある優しい甘さには、また違った魅力があるように感じます。飲むだけでなく、スイーツにすることで、その魅力はさらに花開く。そう気づいてからというもの、私の週末はほうじ茶スイーツ作りにすっかり夢中です。
「でも、お店で食べるようなスイーツなんて、家で作るのは難しそう…」なんて声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。実は、ほうじ茶スイーツは驚くほど簡単に、そして本格的な味に仕上げることができるんです。今回は、私が何度も作っているお気に入りのレシピの中から、特に簡単で、ほうじ茶の風味を存分に楽しめるものを厳選してご紹介します。この記事を読み終える頃には、きっとあなたもほうじ茶パウダーを買いに走りたくなっているはずです。
まずはこれから。驚くほど簡単な「とろけるほうじ茶プリン」
ほうじ茶スイーツの入門編として、私が心からおすすめしたいのが、この「ほうじ茶プリン」です。オーブンを使わず、ゼラチンで冷やし固めるだけなので、お菓子作り初心者の方でも、まず失敗することがありません。それでいて、口に入れた瞬間のなめらかな舌触りと、鼻に抜けるほうじ茶の豊かな香りは、まるでお店のデザートのよう。
作り方は本当にシンプル。小鍋に牛乳とほうじ茶のティーバッグ(もちろんパウダーでもOK)を入れて、弱火でゆっくり温め、香りをじっくりと牛乳に移します。沸騰直前で火を止め、砂糖を加えて溶かしたら、水でふやかしておいたゼラチンを混ぜるだけ。あとは、茶こしで濾しながら器に注ぎ、冷蔵庫で数時間冷やせば完成です。この「待つ時間」も、手作りならではの楽しみの一つですよね。
このプリンの素敵なところは、甘さを自分好みに調整できること。私はいつも、ほうじ茶の香りを主役にしたくて、砂糖は少し控えめにします。そして食べる直前に、ほんの少しだけ黒蜜をたらり。これが、ほうじ茶の香ばしさと驚くほど合うんです。ホイップクリームを乗せれば、見た目も一気に華やかになりますよ。
ほうじ茶パウダーの魔法。週末に焼きたい「香ばしパウンドケーキ」
ほうじ茶スイーツ作りをぐっと身近にしてくれるのが、「ほうじ茶パウダー」の存在です。茶葉を煮出す手間なく、生地に混ぜ込むだけで、あの香ばしい風味を手軽に再現できます。私が週末によく作るのは、このパウダーをたっぷり使ったパウンドケーキ。バターと砂糖を白っぽくなるまで混ぜ、卵を少しずつ加えて、最後にふるった粉類(薄力粉、ベーキングパウダー、そしてほうじ茶パウダー)をさっくりと混ぜ合わせる。オーブンから漂ってくる、甘く香ばしい香りは、何よりのご褒美です。
ここで一つ、私なりのこだわりポイントがあります。それは、ほうじ茶パウダーを薄力粉と一緒に、必ず二度ふるうこと。一手間かかるように思えますが、こうすることでパウダーがダマにならず、生地全体に均一に混ざり、焼き上がりの色も風味も格段に良くなるんです。研究によると、パウダーを少量のお湯でペースト状にしてから生地に混ぜ込む方法もあるそうで、よりしっとりさせたい時にはそちらも試す価値ありですね。
焼きあがったパウンドケーキは、粗熱が取れたらラップで包んで一晩寝かせるのがおすすめ。そうすることで生地がしっとりと落ち着き、ほうじ茶の風味が全体に行き渡って、味わいがぐっと深まります。翌朝、薄くスライスしてコーヒーと一緒にいただくのが、私のささやかな幸せです。

ちょっと大人の味。「ほうじ茶ティラミス」で贅沢なひとときを
「ティラミスまで作れるの?」と驚かれるかもしれませんが、これも意外と難しくありません。コーヒーの代わりに濃いめに淹れたほうじ茶を使い、マスカルポーネチーズのクリームと組み合わせるだけ。これが、想像を超える美味しさなんです。ほうじ茶のほろ苦い香ばしさが、マスカルポーネのクリーミーなコクと絶妙に調和して、甘すぎない、まさに大人のためのデザートが完成します。
作り方は、まず卵黄と砂糖を湯煎にかけながら白っぽくなるまで混ぜ、そこにマスカルポーネチーズを加えて滑らかなクリームを作ります。別のボウルで泡立てた生クリームと合わせれば、基本のクリームは完成。あとは、濃いほうじ茶に浸したビスケットを器に敷き詰め、クリームと交互に重ねていくだけ。最後に、ほうじ茶パウダーをたっぷりと振りかければ、見た目も美しいティラミスの出来上がりです。
このレシピの発見は、私にとって「ほうじ茶と乳製品の相性の良さ」を再認識させてくれるものでした。クリームチーズと合わせてベイクドチーズケーキにしたり、生クリームと混ぜてアイスクリームにしたり。ほうじ茶パウダーが一つあるだけで、スイーツの可能性は無限に広がっていく。そう思うと、なんだかワクワクしてきませんか?
ほうじ茶の香りに包まれる時間は、忙しい毎日の中で、意識的に作りたい「余白」のようなものかもしれません。丁寧に材料を計り、心を込めて混ぜ合わせ、焼き上がりを待つ。その一つ一つの工程が、心を穏やかにしてくれます。
今回ご紹介したレシピは、どれもが基本のアイデアです。ここから、あなたの好きな甘さに調整したり、ナッツやフルーツを加えてみたりと、自由にアレンジを楽しんでみてください。手作りのほうじ茶スイーツが、あなたの日常に、香ばしくて優しい、小さな幸せを運んできてくれることを願っています。
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