フィジー島内の移動手段まとめ|バス・タクシー・フェリーの上手な使い方
楽園フィジーの旅を、もっと自由に、もっと深く。バス、タクシー、フェリーといった現地の交通手段を使いこなすための、具体的な方法とちょっとしたコツを、旅行者の目線で詳しく解説します。

フィジーと聞いて、どんな景色を思い浮かべますか?多くの人が、真っ白な砂浜と、どこまでも透き通った青い海が広がる、まさに「楽園」のような光景を想像するのではないでしょうか。私もその一人でした。そして実際に訪れたフィジーは、その想像をはるかに超える美しさで、私の心を一瞬で掴んで離しませんでした。
ただ、この広大な楽園を心ゆくまで楽しむためには、島と島、街と街を結ぶ「足」の確保が欠かせません。日本のよう分刻みのスケジュールで電車が走っているわけではないフィジーでは、現地の交通事情を少し知っておくだけで、旅の快適さが格段に変わります。むしろ、そのちょっとした不便さや、地元の人々とのふれあいこそが、フィジー旅行の醍醐味なのかもしれません。
今回は、フィジー国内の主要な移動手段である「バス」「タクシー」「フェリー」の3つに焦点を当てて、それぞれの特徴や乗り方、料金の目安、そして私が実際に体験して感じた注意点などを、できるだけ詳しくお話ししていこうと思います。この記事を読めば、あなたもきっとフィジーの交通をマスターして、より深く、自由にこの国を旅することができるはずです。
ローカル気分を満喫!フィジーのバス完全攻略
フィジーを最も安く、そして最もディープに旅する方法は、間違いなくローカルバスです。特に、観光の拠点となるビティレブ島では、海岸線を走るクイーンズロードとキングスロード沿いにバス停が点在し、島民の生活に欠かせない足となっています。窓ガラスがなく、風を感じながら走るカラフルなバスは、乗っているだけでワクワクしてきますよ。
フィジーのバスは、大きく分けて2種類あります。一つは、街中や近距離を走る「ローカルバス」。そしてもう一つが、ナンディやスバといった主要都市間を結ぶ「エクスプレスバス」です。ローカルバスは、いわゆる「フィジータイム」で運行されているため、時刻表はあってないようなもの。バス停で気長に待っていると、どこからともなく陽気な音楽をかけたバスがやってきます。この「待つ時間」すら、フィジーのゆったりしたリズムの一部なのだと感じられるようになれば、あなたも立派なフィジー通です。
一方、エクスプレスバスは比較的時刻表に沿って運行されており、エアコン付きの快適な車両が多いのが特徴です。ナンディから首都スバまで約4時間半の長距離移動も、これなら快適に過ごせます。料金はローカルバスなら1〜2フィジードル(約70〜140円)、エクスプレスバスの長距離でも20フィジードル(約1400円)前後と、驚くほど安いのが魅力。ただし、支払いには「eTransport」というICカードが必要になることがほとんど。観光客向けに短期用のカードも販売されていますが、運転手さんによっては現金で乗せてくれることも。臨機応変に対応しましょう。
バスに乗る際は、運転手さんに行き先を告げて料金を確認するのが基本。降りる時は、降車ボタンか、天井に張られた紐を引いて合図します。この紐を引くシステムが、なんだかレトロで面白いんです。ただし、夜間は治安の面からバスの利用は避け、タクシーを使うのが賢明です。日中の明るい時間帯に、フィジーの風を感じながら、車窓の風景を楽しむのが最高のバス体験だと言えるでしょう。
交渉も旅のスパイス?タクシーの上手な使い方
快適さとプライベートな空間を求めるなら、タクシーが最適です。特に空港からホテルへの移動や、荷物が多い時、そして夜間の移動にはタクシーが頼りになります。フィジーのタクシーは、日本に比べて料金も手頃なので、上手に使えば非常に便利な移動手段になります。
フィジーのタクシーは、ナンバープレートで種類を見分けることができます。「LT」と書かれたナンバープレートは、メーター制の正規タクシー。一方で「LH」は、メーターがなく、料金は交渉制です。観光客だと見ると、交渉制のタクシーが声をかけてくることが多いかもしれません。もちろん、交渉に自信があれば利用するのも一つの手ですが、安心して乗りたいなら、メーターのある「LT」タクシーを選ぶのが無難です。
料金の目安は、初乗りが約2.5フィジードル(約175円)、その後1kmごとに約1フィジードル(約70円)が加算されていくイメージです。ただし、これはあくまで目安。特に長距離を移動する場合や、メーターのないタクシーに乗る場合は、必ず乗車前に運転手と料金を確定させましょう。「〇〇まで、いくら?」とハッキリ聞いて、お互いが納得した上で出発するのが、トラブルを避ける一番のコツです。支払いは現金が基本なので、細かいお金を用意しておくとスマートですよ。
フィジーのタクシードライバーは、陽気でフレンドリーな人が多いのも特徴です。片言の英語でも、おすすめのレストランや絶景スポットを教えてくれたり、フィジーの文化について話してくれたり、まるでプライベートガイドのよう。そんなドライバーとの出会いも、旅の素敵な思い出になります。ただし、安全のためにも、ホテルで呼んでもらったり、正規のタクシー乗り場から乗車したりすることを心がけましょう。
楽園の島々へ!フェリーで巡るアイランドホッピング
フィジーの本当の魅力は、本島から少し離れた離島にこそある、と多くの人が言います。ママンザ諸島やヤサワ諸島といった美しい島々へ渡るには、フェリーが欠かせません。ナンディ近郊のデナラウ港からは、毎日たくさんの高速フェリーが各リゾート島へ向けて出発しており、船旅そのものがアドベンチャーの始まりを感じさせてくれます。

ママンザ・ヤサワ諸島へのフェリーを運航しているのは、主に「サウス・シー・クルーズ」と「ヤサワ・フライヤー」です。どちらも大型の高速船で、揺れも少なく快適。船内にはカフェやエアコンの効いた客室もあり、優雅な船旅が楽しめます。デナラウ港から目的の島までは、近いところで30分、遠いヤサワ諸島の果てまでは4時間半ほどかかりますが、デッキから眺める海の美しさに、きっと時間を忘れてしまうはずです。
フェリーのチケットは、各社の公式サイトや、現地のツアーデスク、ホテルのフロントなどで予約できます。特に観光シーズンは混み合うこともあるので、日本にいるうちにオンラインで予約しておくと安心です。料金は決して安くはありませんが、それだけの価値は十分にあります。往復チケットや、複数の島を巡る周遊パスなど、様々なプランがあるので、自分の旅のスタイルに合わせて選んでみてください。
フェリーに乗る日は、時間に余裕を持って行動しましょう。港でのチェックインや荷物の預け入れなど、意外と時間がかかることもあります。また、天候によってはスケジュールが変更されたり、欠航になったりする可能性もゼロではありません。特に雨季に旅行する場合は、常に最新の運行状況を確認する習慣をつけておくと良いでしょう。
フィジーでの移動は、計画通りにいかないことも含めて、一つのアトラクションです。バスで地元の人々の日常に触れ、タクシーで快適さを手に入れ、フェリーで未知なる島への冒険に出る。それぞれの移動手段が、あなたのフィジーでの物語に、ユニークな彩りを加えてくれることでしょう。さあ、準備はできましたか?最高の旅に出かけましょう!
You might also like

ベネチア旅行モデルコース 3日間で水の都を心ゆくまで楽しむ方法
初めてのベネチア、どこをどう巡ればいいか迷いますよね。定番から穴場まで、3日間でこの街の魔法に触れるための、私なりの特別なプランを組んでみました。忘れられない旅の参考にどうぞ。

自宅で楽しむ季節の練り切り。四季を彩る小さな和菓子の作り方
日本の美しい四季を表現する和菓子「練り切り」。意外と身近な材料で、心豊かなおうち時間を過ごしませんか?基本の作り方から季節のデザインまで、その魅力をご紹介します。

「いつか」では遅いかも。将来の持ち家が空き家にならないための、今からできること
自分の、そして親の家。大切な思い出が詰まった場所を、未来の「お荷物」にしないために。空き家問題が深刻化する今、私たちが知っておくべきこと、そして今日から始められる対策を、一緒に考えてみませんか?

オーブンがなくても大丈夫!クリスマスケーキの簡単アイデアレシピ3選
「オーブンがないから…」と、手作りクリスマスケーキを諦めていませんか?実は、炊飯器や市販品を上手に使えば、驚くほど簡単で美味しいケーキが作れるんです。今年のクリスマスは、手作りの温かさを食卓に添えてみませんか?

その石、もしかして宇宙から?本物の隕石を見分けるためのヒント
道端で見つけた石が、はるか彼方の宇宙からやってきた贈り物かもしれない…そんなロマンを追い求めるあなたへ、本物の隕石を見分けるための実践的なヒントをお届けします。