【2025年版】三島観光で外せない名所7選！うなぎだけじゃない、水の都の魅力を徹底解説

最近、なんだか心が乾いているな、と感じることはありませんか？ 忙しい毎日の中で、知らず知らずのうちに溜まっていく疲れ。そんな時、ふと旅に出たくなりますよね。今回私が訪れたのは、静岡県三島市。東京から新幹線で1時間もかからずに到着するこの街は、「水の都」という美しい呼び名を持っています。

正直に言うと、訪れる前は「三島って、うなぎが美味しいところでしょ？」くらいの知識しかありませんでした。でも、駅に降り立った瞬間から感じる、澄んだ空気と穏やかな雰囲気。街のあちこちで富士山の雪解け水が湧き出る小川のせせらぎが聞こえ、その清らかさにハッとしたんです。ああ、ここはきっと特別な場所なんだ、と。

今回の旅では、定番の観光スポットはもちろん、地元の人に愛されるグルメまで、三島の魅力をとことん味わってきました。想像をはるかに超える奥深さと、心温まる出会いに満ちた三島の旅。この記事を読めば、あなたもきっと次の休日に訪れたくなるはずです。

まずはココ！三島観光の必訪スポット

三島には、息をのむような絶景から、歴史を感じるパワースポット、そして自然に癒される公園まで、魅力的な場所がたくさんあります。どこから行こうか迷ってしまいますが、まずは絶対に外せない王道の観光名所からご紹介しますね。

① 日本一の吊橋から絶景を「三島スカイウォーク」

三島に来たら、絶対に外せないのがここ「三島スカイウォーク」。全長400m、日本一の長さを誇る歩行者専用の吊橋です。その高さと長さに、最初は少し足がすくむかもしれません。でも、勇気を出して一歩踏み出せば、そこには想像を絶するほどの絶景が広がっています。

橋の上からは、雄大な富士山と、日本で最も深い駿河湾を一望できるんです。私が訪れた日は幸運にも晴天で、青い空と白い雪をかぶった富士山のコントラストが、まるで絵画のようでした。心地よい風に吹かれながら空中散歩を楽しんでいると、日頃の悩みなんてちっぽけに思えてくるから不思議です。

ただ景色を眺めるだけじゃないのが、スカイウォークのすごいところ。スリル満点のロングジップスライドや、森の中を進むアスレチックなど、アクティビティも充実しています。家族や友人と一緒に挑戦すれば、忘れられない思い出になること間違いなし。体を動かした後は、地元の新鮮な食材を使ったカフェで一休みするのもおすすめです。

② 伊豆国一宮のパワースポット「三嶋大社」

次に訪れたいのが、三島の中心地に鎮座する「三嶋大社」。源頼朝が源氏再興を祈願したことでも知られる、歴史ある神社です。一歩足を踏み入れると、街の喧騒が嘘のような静かで厳かな空気に包まれます。心がすっと浄化されていくような、まさにパワースポットと呼ぶにふさわしい場所です。

境内はとても広く、見どころもたくさん。国の重要文化財に指定されている本殿の美しい彫刻は、時間を忘れて見入ってしまうほど。また、樹齢1200年を超えると言われる金木犀は、国の天然記念物にも指定されており、その力強い生命力には圧倒されます。秋には甘い香りが境内を満たすそうですよ。

私が特に気に入ったのは、神池に浮かぶ厳島神社。朱色の社殿が水面に映る姿は、とても幻想的でした。総門の近くには「福太郎」というお餅屋さんがあり、参拝後に一服するのも楽しみの一つ。縁起の良い名前のお餅を食べながら、旅の思い出を語らうのも良いものですね。

③ 富士山の溶岩が生んだ自然の楽園「楽寿園」

三嶋大社のすぐ隣にあるのが、市立公園「楽寿園」。明治時代に小松宮彰仁親王の別邸として造営された、歴史ある庭園です。この公園の最大の特徴は、富士山の噴火によって流れ出た溶岩（三島溶岩流）の上に成り立っていること。ゴツゴツとした溶岩と、その間から生える木々の緑が織りなす独特の景観は、他ではなかなか見ることができません。

園内には、富士山の雪解け水が湧き出す小浜池があり、その透明度の高さには驚かされます。ただし、この池の水位は地下水位と連動しているため、訪れる時期によっては水がないこともあるのだとか。それもまた自然の神秘を感じさせてくれます。

園内には、レッサーパンダやカピバラがいるどうぶつ広場や、豆汽車などの乗り物広場もあり、子供から大人まで一日中楽しめます。私は、木漏れ日が差し込む森の小径をのんびりと散策しました。鳥のさえずりを聞きながら深呼吸すると、体の奥からリフレッシュできるような感覚になりました。

三島に来たら絶対食べたい！絶品グルメ

「水の都」三島は、その清らかな水のおかげで、美味しいものがたくさんあります。観光でお腹が空いたら、ここでしか味わえない絶品グルメを堪能しましょう！

① 富士山の恵みが生んだ極上の味「うなぎ」

三島グルメの代名詞といえば、やはり「うなぎ」。なぜ三島のうなぎが美味しいのか、ご存知ですか？その秘密は、富士山の雪解け水にあります。うなぎを数日間、この清らかな水にさらすことで、泥臭さが抜け、身が引き締まるのだそうです。

市内には数多くのうなぎ専門店が軒を連ね、それぞれが伝統の味を競い合っています。お店の前を通ると、食欲をそそる香ばしい匂いが漂ってきて、もうたまりません。ふっくらと蒸しあげてから焼き上げる関東風の蒲焼は、口に入れるととろけるような柔らかさ。甘辛いタレと絡んで、ご飯が何杯でも食べられてしまいそうです。

少し贅沢ではありますが、三島を訪れたなら、ぜひこの極上の味を体験してみてください。行列ができる人気店も多いので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。待ってでも食べる価値は、絶対にありますよ。

② 地元で愛されるB級グルメ「みしまコロッケ」

うなぎはちょっと高級で…という方におすすめなのが、地元で愛されるB級グルメ「みしまコロッケ」。これは、三島市で収穫された「三島馬鈴薯（メークイン）」を100%使用したコロッケのこと。認定店にはのぼりが立っているので、すぐに見つけられます。

三島馬鈴薯は、きめ細かくて甘みがあるのが特徴。その美味しさを存分に活かしたみしまコロッケは、外はサクサク、中はしっとりクリーミー。お店によって、お肉屋さんはお肉たっぷり、お惣菜屋さんは野菜たっぷりなど、色々なバリエーションがあるのも楽しいところです。

私は、街を散策しながら揚げたてをハフハフしながらいただきました。ソースをつけなくても、じゃがいも本来の甘みだけで十分美味しいんです。小腹が空いた時のおやつにもぴったり。食べ歩きしながら、お気に入りのお店を見つけるのも、三島観光の醍醐味かもしれません。

旅の終わりに

三島の旅、いかがでしたか？ 雄大な自然、歴史ある街並み、そして美味しいグルメ。この街には、訪れる人の五感を満たしてくれる魅力が溢れています。

最初は小さな期待で訪れた三島でしたが、帰る頃にはすっかりその魅力の虜になっていました。澄んだ水のように、人々の心も清らかで温かい。そんな気がします。

もしあなたが、日々の生活に少し疲れたり、新しい発見を求めているのなら、ぜひ三島を訪れてみてください。きっと、清らかな水と緑が、あなたの心を優しく癒してくれるはずです。そして、美味しいものをたくさん食べて、明日への活力をチャージしてくださいね。