【女子一人旅】私が本当に良かった国内旅行先３選｜安全・安心で心から癒される場所

ふと、「全部忘れて、どこか遠くへ行きたいな」なんて思う瞬間、ありませんか？ 忙しい毎日の中で、知らず知らずのうちに溜まっていく疲れやストレス。そんな心をリセットするために、最近「女子一人旅」が静かなブームになっている気がします。誰にも気兼ねなく、自分のペースで、ただ好きなことだけを追いかける時間。それって、最高の贅沢ですよね。

でも、いざ一人旅を計画しようとすると、「どこに行こう？」「治安は大丈夫かな？」「一人でも楽しめるかな？」といった不安が次々と湧いてくるのも事実。私も最初はそうでした。だからこそ、今回は私自身が実際に一人で訪れてみて、「ここは本当に最高だった！」と心から思えた国内の旅先を、具体的な理由と共にご紹介したいと思います。

この記事を読み終える頃には、きっとあなたの「次の旅先」が見つかっているはず。さあ、一緒に素敵な旅の計画を始めましょう。

金沢：伝統美と現代アートが溶け合う街

私が一人旅の最初の目的地として強くおすすめしたいのが、石川県の金沢です。なぜなら、この街には女性一人の心を惹きつけてやまない魅力が、ぎゅっと詰まっているから。コンパクトな街に観光スポットがまとまっているので、バスや徒歩で気軽に見て回れる手軽さも、一人旅には嬉しいポイントです。

金沢といえば、やはり「兼六園」は外せません。四季折々の美しい庭園は、一人でゆっくりと散策するのにぴったり。特に朝早い時間は人も少なく、澄んだ空気の中で庭園を独り占めしているかのような、特別な気分を味わえます。また、すぐ隣にある「金沢21世紀美術館」も必見。有名なレアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》をはじめ、思わず写真を撮りたくなるような現代アートがたくさんあって、一人でも時間を忘れて楽しめます。

そして、私が金沢で一番心を奪われたのが「ひがし茶屋街」の雰囲気。美しい出格子が続く古い町並みを歩いていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。金箔を使ったコスメやスイーツのお店を覗いたり、趣のあるカフェで加賀棒茶をいただいたり。そんな風に、気の向くままに過ごす時間が、何よりも心を癒してくれました。夜はライトアップされて、また違った幻想的な雰囲気になるので、ぜひ訪れてみてください。治安の良さも金沢の魅力の一つで、夜でも安心して散策できましたよ。

京都：自分と向き合う、静かで贅沢な時間

「一人旅といえば京都」と思い浮かべる人も多いかもしれません。ありきたり？いえいえ、そんなことはありません。むしろ、京都は一人だからこそ、その本当の魅力を深く味わえる場所だと私は思います。誰かと一緒だと、ついおしゃべりに夢中になって見過ごしてしまうような、繊細な美しさや歴史の息遣いが、京都には溢れているからです。

私のおすすめは、観光客で賑わうメインストリートから少しだけ外れた場所を訪れること。例えば、哲学の道。春の桜や秋の紅葉の季節はもちろん、何でもない季節でも、疎水沿いの小道をゆっくりと歩きながら物思いにふける時間は、一人旅ならではの贅沢です。途中には素敵なカフェも点在しているので、疲れたらそこで一休みするのもいいですね。

また、少し早起きして、朝一番の静寂に包まれたお寺を訪れるのも格別です。観光客がまだいない時間帯の「清水寺」や「伏見稲荷大社」は、神聖な空気に満ちていて、心が洗われるよう。特に、伏見稲荷の千本鳥居を一人でくぐり抜けていく体験は、どこか異世界に迷い込んだような不思議な感覚で、忘れられない思い出になりました。

京都には、湯豆腐や京野菜を使ったおばんざいなど、体に優しくて美味しいものがたくさんあります。カウンター席のあるお店も多いので、一人でも気兼ねなく食事を楽しめるのが嬉しいところ。美しい庭園を眺めながらいただく京料理は、旅の疲れを優しく癒してくれるはずです。流行りの観光地を巡るだけではない、自分だけの京都を見つける旅。ぜひ、体験してみてください。

箱根：大自然の中で心と体を解き放つ

都会の喧騒から離れて、とにかくのんびりしたい。そんな気分の時には、都心からのアクセスも良い箱根が最高の選択肢です。豊かな自然と、質の良い温泉。この二つが揃えば、心と体が芯からほぐれていくのを感じずにはいられません。

箱根の魅力は、なんといってもその雄大な自然。箱根ロープウェイに乗って大涌谷の噴煙を眺めたり、芦ノ湖で海賊船に乗って富士山を望んだり。自然が作り出す圧倒的な景色を前にすると、日頃の悩み事がちっぽけに思えてきます。また、「彫刻の森美術館」では、屋外の広大な敷地にアート作品が点在していて、自然と芸術を同時に楽しむことができます。ピカソ館のコレクションも充実していて、アート好きにはたまりません。

そして、箱根旅のハイライトは、やはり温泉です。一人旅なら、少し奮発して露天風呂付きの客室がある旅館に泊まるのがおすすめ。誰にも邪魔されず、好きな時間に好きなだけ温泉に浸かる…これ以上の幸せがあるでしょうか。お風呂上がりに、部屋で地ビールを飲みながら読書をする時間も、私にとっては至福のひとときでした。

最近では、女性一人でも泊まりやすい「おひとり様歓迎」の宿も増えています。美味しい食事と最高の温泉、そして温かいおもてなし。心ゆくまで自分を甘やかす、そんな「ご褒美旅」に、箱根はぴったりの場所です。

旅の終わりに

一人旅は、新しい景色や文化に触れるだけでなく、新しい自分に出会うための時間でもあります。少しの勇気を出して一歩踏み出せば、そこにはきっと、想像以上の感動と発見が待っているはず。

今回ご紹介した場所以外にも、日本には女性一人でも安心して楽しめる素敵な場所がたくさんあります。大切なのは、自分が「心から行きたい」と思える場所を選ぶこと。そして、周りを気にせず、自分の五感でその場所を存分に味わうことです。

あなたの次の休日が、忘れられない素晴らしい一人旅になりますように。