【2025年最新】国内でイルカウォッチング！おすすめスポットとベストシーズン

こんにちは！突然ですが、皆さんは野生のイルカに会ったことがありますか？水族館で見る彼らももちろん賢くて可愛いですが、広大な自然の海を自由に泳ぎ回る姿は、また格別の感動を与えてくれます。あのしなやかなジャンプや、群れで寄り添って泳ぐ様子を想像するだけで、なんだかワクワクしてきませんか？

実は日本国内にも、そんな野生のイルカたちと出会える素晴らしいスポットがたくさんあるんです。「イルカウォッチングって、海外リゾートのイメージだった」なんて思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。北は北海道から南は九州まで、豊かな海に恵まれた日本では、各地で感動的な体験が待っています。

この記事では、私が徹底的にリサーチした国内のイルカウォッチングが楽しめるおすすめスポットと、それぞれのベストシーズンを詳しくご紹介します。遭遇率が高いことで有名な場所から、イルカと一緒に泳げる特別な体験ができる場所まで、幅広くピックアップしました。次の休みの計画に、心癒されるイルカとの出会いを加えてみてはいかがでしょうか。

遭遇率90%超え！イルカの楽園・九州エリア

国内でイルカウォッチングと言えば、まず名前が挙がるのが九州です。特に熊本県の天草と長崎県の南島原は、年間を通して野生のイルカが定住しており、非常に高い確率で出会えることで知られています。その安定感から「イルカウォッチングの聖地」と呼ぶ人もいるほどです。

天草の五和町二江沖には、約200頭ものミナミハンドウイルカが生息していると言われています。驚くべきはその遭遇率で、なんと年間を通して90%以上！船を出すと、好奇心旺盛なイルカたちがすぐ近くまで遊びに来てくれることも珍しくなく、船と並んで泳いだり、目の前でジャンプを披露してくれたりすることもあるそうです。その距離の近さは、イルカの「プシュー」という呼吸の音まではっきりと聞こえるほどだとか。

一方、長崎県の南島原も負けていません。島原半島と天草諸島に囲まれた早崎海峡には、約300頭のイルカが暮らしており、こちらの遭遇率はさらに驚きの99%とも言われています。ほぼ確実に出会える安心感は、旅行の計画を立てる上でとても嬉しいポイントですよね。特に春から初夏にかけては、可愛らしい赤ちゃんイルカを連れた親子の姿が見られるチャンスも増えるそうです。

天草や南島原の魅力は、一年中イルカに会えることですが、特におすすめのシーズンは春から秋にかけて。気候が穏やかで、海も比較的静かなため、船上でも快適に過ごせます。夏はイルカの活動が最も活発になる時期。元気いっぱいに泳ぎ回るイルカたちの姿は、見ているだけでエネルギーをもらえます。混雑を避けたいなら、気候の良い春や秋が狙い目です。

一緒に泳げる感動体験！能登・御蔵島エリア

イルカウォッチングは「見る」だけでも十分に感動的ですが、「もっと近くで触れ合いたい！」というアクティブな方には、イルカと一緒に泳げるドルフィンスイムがおすすめです。日本国内でこの貴重な体験ができる場所として特に有名なのが、石川県の能登島と東京都の御蔵島です。

能登島の周辺には、野生のミナミハンドウイルカの群れが定住しており、穏やかな七尾湾でドルフィンスイムやドルフィンウォッチングを楽しむことができます。人懐っこいイルカが多く、ボートのすぐそばまで寄ってきてくれたり、一緒に並んで泳いでくれたりすることも。ウェットスーツを着用すれば、初心者でも安心して海に入ることができます。自分のすぐ横をイルカが通り過ぎていく瞬間は、まさに一生の思い出になるはずです。

そして、もう一つの聖地が、東京から船で行ける離島・御蔵島。この島の周りには約100頭以上のミナミハンドウイルカが暮らしており、ドルフィンスイムのメッカとして世界中から多くのファンが訪れます。御蔵島のイルカは特に人間に慣れていると言われ、まるで遊び仲間のように接してくれることもあるのだとか。ただし、御蔵島でのドルフィンスイムは、ありのままの自然環境で行うため、ある程度の素潜りのスキルが求められることもあります。

これらのドルフィンスイム体験のベストシーズンは、水温が上がり、海況が安定する夏（7月〜9月）です。特に御蔵島は、黒潮の影響で海水が温かく透明度も高いため、最高のコンディションでイルカとの共演が楽しめます。能登島は夏を中心に、春や秋でも体験可能な場合があります。自然相手のことなので、事前にツアー会社に確認するのが確実です。

イルカだけじゃない！クジラやシャチにも会えるかも？北海道・羅臼

少し視点を変えて、もっとダイナミックな海の生き物たちとの出会いを求めるなら、北海道の東端、知床半島の羅臼（らうす）がおすすめです。世界自然遺産にも登録された知床の豊かな海には、イルカはもちろん、クジラやシャチといった大型の海洋哺乳類も数多く回遊してきます。

羅臼沖でのクルーズは、春から秋にかけてがシーズン。特に夏（6月〜8月）は、マッコウクジラやシャチの遭遇率が高まる時期として知られています。船上から巨大なクジラが潮を吹く「ブロー」が見えたり、海の王者シャチの家族が悠々と泳ぐ姿を目撃できたりと、そのスケールの大きさは圧巻の一言。もちろん、イシイルカやカマイルカといった、この海域ならではのイルカたちに出会えるチャンスも豊富です。

羅臼のクルーズの魅力は、ただイルカやクジラを見るだけではありません。ヒグマが海岸線を歩いていたり、オオワシやオジロワシが空を舞っていたりと、知床ならではの野生動物たちの生態を同時に観察できる可能性もあります。まさに「大自然のドキュメンタリー」の中にいるような、濃密な時間を過ごせるでしょう。

イルカだけでなく、もっと多様な海の生き物たちとの出会いを求めるなら、羅臼は最高の選択肢です。他のスポットとは一味違った、ワイルドで感動的な体験があなたを待っています。

旅の準備と心構え

最後に、イルカウォッチングを最大限に楽しむためのちょっとしたヒントをお伝えします。まず服装ですが、船上は陸上よりも風が強く、日差しを遮るものがないため、季節を問わず羽織れる上着があると便利です。夏場でも、濡れたり風に当たったりすると体温が奪われやすいので油断は禁物。帽子、サングラス、日焼け止めも忘れずに持っていきましょう。

そして最も大切なのが、野生動物に対するリスペクトの気持ちです。イルカたちは自然の中で生きています。大声を出したり、許可なく海に物を投げ入れたりするのは絶対にやめましょう。船長やガイドの指示に従い、彼らの生態を静かに見守るのがマナーです。その優しい気持ちが、きっとイルカたちにも伝わるはずです。

さあ、準備はできましたか？日本各地の美しい海で、心優しいイルカたちがあなたを待っています。この夏は、日常を少し離れて、生命の輝きに満ちた感動の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。きっと、明日への活力が湧いてくるような、素晴らしい体験が待っているはずです。