バングラデシュ旅行の費用はいくら?予算別のモデルプランと物価情報
「次の旅行先、どこにしよう?」そんな風に考えているあなたへ。エネルギッシュな魅力あふれる国、バングラデシュはいかがですか?気になる費用からモデルプランまで、旅の準備を徹底解説します。

「バングラデシュ旅行」、そう聞くと、どんなイメージが湧きますか?正直なところ、私自身も初めて訪れるまでは「情報が少なくて、ちょっと未知数な国」という印象でした。でも、実際にその地に立ってみて感じたのは、想像をはるかに超える人々のエネルギーと温かさ、そして何より「生きる力」そのものでした。
多くの旅行者が行き交う有名観光地も素敵ですが、時にはまだあまり知られていない国の素顔に触れてみるのも、旅の醍醐味だと思うんです。この記事では、「行ってみたいけど、実際いくらかかるの?」「何に気をつけたらいいの?」というあなたの疑問に答えるため、バングラデシュ旅行の費用や現地の物価、具体的なモデルプランまで、私の経験を交えながら詳しく解説していきます。この記事を読み終える頃には、きっとバングラデシュが次の旅先の有力候補になっているはずです。
まずは基本から!バングラデシュの物価と旅の総費用
バングラデシュ旅行の計画で一番気になるのは、やっぱり「お金」のことですよね。結論から言うと、この国の物価は日本に比べて驚くほど安いです。全体的な感覚としては、日本の3分の1から5分の1程度。だから、少し贅沢をしてもお財布に優しく、ディープな旅が楽しめるのが最大の魅力なんです。
例えば、首都ダッカを拠点に4泊5日の旅行をすると仮定した場合、航空券を含めた総費用の目安は約10万円から15万円ほど。もちろん、ホテルのランクや食事の内容によって変動しますが、この金額を聞くと「あれ、意外と行けそうかも?」と感じませんか?
具体的な費用内訳はこんなイメージです。
- 航空券: 7万円~10万円
- 宿泊費: 1.5万円~3万円(4泊)
- 食費: 1万円~2万円
- 現地交通費: 5,000円~1万円
- 観光・アクティビティ費: 5,000円~1.5万円
- その他(ビザ、保険、お土産など): 1万円~2万円
現地の物価をもう少し具体的に見てみましょう。ローカルな食堂で食べるカレーやビリヤニは、一食200円~300円もあればお腹いっぱいになります。街の移動に欠かせないリキシャ(自転車タクシー)は、短い距離なら30円~50円ほど。日本では考えられない価格ですよね。ただし、外国人向けの高級レストランや5つ星ホテルは国際価格なので、その点は覚えておきましょう。

予算別!3つのモデルプランを提案
あなたの旅のスタイルに合わせて、3つの予算別モデルプランを考えてみました。ぜひ、自分に合った旅の形を見つける参考にしてください。
1. 節約派バックパッカープラン(総予算:約10万円)
とにかく費用を抑えて、現地の生活にどっぷり浸かりたい人向けのプランです。宿泊はゲストハウスや安宿のドミトリーを利用し、食事はローカル食堂や屋台が中心。移動はリキシャ、CNG(圧縮天然ガスで走る三輪タクシー)、長距離バスをフル活用します。
このスタイルなら、1日の生活費は2,000円~3,000円もあれば十分。ダッカの旧市街(オールド・ダッカ)を自分の足で歩き回り、人々の日常に溶け込むような旅が楽しめます。現地の人との思わぬ出会いが、一番の思い出になるかもしれません。
2. バランス重視の標準プラン(総予算:約13万円)
快適さも確保しつつ、現地の魅力も満喫したいというバランス派のあなたにはこのプラン。ホテルは清潔で安全な中級クラスを選び、食事はローカルフードと、時々はお洒落なカフェやレストランも楽しむスタイルです。
移動はリキシャやCNGを使いつつ、少し遠出する際はUberなどの配車アプリを利用すると交渉の手間が省けて快適です。世界遺産のモスク都市バゲルハットへの日帰り旅行や、紅茶畑が広がるスリマンガルへの小旅行など、少し足を延ばしてみるのもおすすめです。
3. 優雅に過ごす贅沢プラン(総予算:約18万円~)
せっかくの旅行だから、快適さとサービスを最優先したいという方にはこのプラン。ダッカのグルシャン地区などにある5つ星ホテルに滞在し、食事はホテルのレストランや評価の高い高級店を巡ります。
移動はすべてホテルの手配する専用車や、終日チャーターした車を利用。これにより、時間を有効に使い、安全かつ快適に観光地を巡ることができます。世界最大のマングローブ林が広がるシュンドルボン国立公園への豪華なクルーズツアーに参加するなど、ここでしかできない特別な体験を盛り込むのも素敵ですね。
旅の費用を賢く抑える5つのヒント
バングラデシュはもともと物価が安い国ですが、ちょっとした工夫でさらに旅行費用を抑えることができます。知っているだけで得をする、5つの節約術をご紹介します。
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航空券は早めに予約する: 日本からの航空券は、旅行費用の中でも大きな割合を占めます。一般的に、出発日が近づくほど価格は上がる傾向にあるので、旅行を決めたらできるだけ早く予約するのが鉄則です。特に乾季(11月~2月)の旅行シーズンは、3ヶ月以上前からの予約を心がけましょう。
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ローカルフードを味わい尽くす: 食費を抑える一番の方法は、現地の人々と同じものを食べること。衛生的で活気のあるローカル食堂を選べば、安くて美味しい本場の味に出会えます。道端の屋台で売られているサモサやフチカ(揚げスナック)なども、試してみる価値ありです。ただし、生水や氷には注意してくださいね。
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交渉を楽しむ: リキシャやCNG、市場での買い物では、料金交渉が一般的です。最初に提示される金額は、少し高めであることがほとんど。臆することなく、笑顔で希望の金額を伝えてみましょう。現地の相場を事前に調べておくと、交渉がスムーズに進みます。これもまた、旅の面白い文化体験の一つです。
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長距離移動はバスや列車で: 都市間の移動には、飛行機だけでなく、バスや列車という選択肢もあります。時間はかかりますが、費用を劇的に抑えることができますし、車窓から見える風景や、乗り合わせた人々との交流も旅の思い出になります。
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ビザは自分で申請する: バングラデシュ入国にはビザが必要ですが、日本国籍の場合、大使館で申請すれば手数料は無料です。代行業者に頼むと数千円の手数料がかかるため、時間に余裕があれば自分で申請することで節約になります。

旅の準備と注意点
最後に、バングラデシュを安全で快適に旅するための準備と注意点をお伝えします。
まず服装ですが、イスラム教徒が多い国なので、特に女性は肌の露出を控えた服装を心がけると良いでしょう。肩や膝が隠れる長袖、長ズボンやロングスカートが基本です。薄手のストールを一枚持っていると、モスクを訪れる際や日差しが強い時に役立ちます。
治安については、外務省の海外安全情報を必ず確認してください。スリやひったくりなどの軽犯罪は、観光客が狙われやすいです。貴重品は分散して持ち、人混みではバッグを前に抱えるなどの基本的な対策を徹底しましょう。夜間の一人歩きは避け、移動は信頼できる交通手段を選ぶことが大切です。
そして何より、この国を旅する上で一番の魅力は、人々の好奇心旺盛で温かい心に触れることだと私は思います。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、心を開いて笑顔で接すれば、きっと彼らも温かく迎えてくれるはずです。
バングラデシュという国は、まだまだ発展の途上にあり、決して便利で快適なだけの場所ではないかもしれません。しかし、そこには私たちの日常にはない、強烈な生命力と、心を揺さぶる風景が確かに存在します。この記事が、あなたの未知なる冒険への第一歩を後押しできたら、これ以上嬉しいことはありません。どうぞ、忘れられない素晴らしい旅を。
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