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エモくて新しい!リバイバル中の90年代ファッションアイテムと着こなし術

最近よく見かける「90年代ファッション」。懐かしいけど、どう着れば今っぽくなるの?そんな疑問に答える、キーアイテムとスタイリングのコツをまとめました。

サングラスをかけ、赤いチェック柄のスカートを履いた若い女性がコンクリートの地面に横になっている様子。
あの頃の太陽の光と自由な空気感。90年代のスタイルが、今また私たちの日常を鮮やかに彩ってくれる。Source: Leah Newhouse / pexels

最近、街を歩いていたり、雑誌を眺めていたりすると「あれ、この感じ、なんだか懐かしい…」と感じる瞬間、ありませんか?そう、今ファッションの世界では90年代リバイバルが真っ盛り。当時青春を過ごした世代にとっては「エモい!」の一言ですし、リアルタイムを知らない世代にとっては、その独特の空気感が「逆に新しい」と大人気なんです。

私自身、クローゼットの奥に眠っていたアイテムを引っ張り出してみたり、古着屋さんで思わぬ掘り出し物に出会ったり。最初は少し照れくさかったのですが、いざ着てみると、その心地よさや自由な雰囲気にすっかり夢中になっています。でも、ただ昔のアイテムをそのまま着るだけだと、どうしても「時代遅れ」感が出てしまうことも。

そこで今回は、リバイバル中の90年代ファッションの中から、特に注目したいキーアイテムと、それを2025年の今っぽく着こなすためのコツを、私の個人的な視点も交えながら、ゆっくりお話ししていきたいと思います。

なぜ今、90年代ファッション? - 懐かしさと新しさが交差する理由

そもそも、なぜ今こんなにも90年代が注目されているのでしょうか。ファッションの流行は約20年周期で繰り返す、なんて話をよく聞きますが、今回のリバイバルはそれだけではない、もっと深い理由があるように感じます。90年代は、それまでの華やかなバブル期とは対照的に、ストリートカルチャーがファッションの主役になった時代。高価なブランド品で身を固めるのではなく、自分らしいスタイルを自由に表現することに価値が見出され始めました。

ヒップホップ、グランジ、スケーター、そしてアムラーまで。多様なカルチャーが生まれ、それぞれが独自のファッションを生み出していたあの頃。そこには、完璧すぎない「抜け感」や、ちょっとした「ダサさ」を愛するような、人間らしい温かみがありました。SNSで常に「完璧な自分」を見せることが求められがちな現代において、その肩の力の抜けたスタイルが、逆に心地よく、魅力的に映るのかもしれませんね。

この「懐かしいけど新しい」という感覚こそが、世代を超えて多くの人の心を掴む理由。当時の空気感を知る私たちにとっては、あの頃の自分を思い出すきっかけになり、若い世代にとっては、自分たちのスタイルを表現するための新しいキャンバスになる。そんな素敵な化学反応が、今のブームの根底にあるんだと思います。

マストハブ!リバイバル中の90年代キーアイテム

90年代リバイバルと聞いて、まず思い浮かぶアイテムはなんでしょうか?色々ありますが、絶対に外せないのが「クロップド丈トップス」と「ルーズなボトムス」の組み合わせです。お腹をチラ見せする短い丈のTシャツやキャミソールは、まさに90年代の象徴。ヘルシーで開放的な雰囲気が、当時のストリートシーンを席巻しました。

最初は「この歳でお腹を出すなんて…」と抵抗があったのですが(笑)、今のリバイバルでは、ハイウエストのボトムスと合わせるのが主流。おへそが見えるか見えないか、くらいの絶妙な肌見せがポイントなんです。これなら露出も控えめで、脚長効果も期待できるので、大人でも挑戦しやすいですよね。カーディガンやシャツを羽織って、インナーとしてチラ見せするのも、こなれ感が出ておすすめです。

そして、そのクロップド丈トップスに合わせたいのが、ダボっとした「ルーズフィットジーンズ」や「カーゴパンツ」。腰で履くローライズではなく、ジャストウエストか少しハイウエストで履くのが今っぽいバランス。トップスをコンパクトに、ボトムスにボリュームを持たせることで、メリハリのあるY2Kシルエットが完成します。このゆるっとした感じが、本当に楽ちんで、一度履くとやみつきになりますよ。

足元から始める90年代スタイル - 厚底シューズとスニーカー

ファッションは足元から、と言いますが、90年代スタイルを語る上でシューズの存在は欠かせません。特に、安室奈美恵さんのスタイルに影響を受けた「アムラー」ファッションの象徴でもあった「厚底ブーツ」や「プラットフォームスニーカー」は、リバイバルの中でも特に人気の高いアイテムです。

私も高校時代、必死で厚底ブーツを手に入れた記憶があります。あの頃はとにかく厚ければ厚いほど良い、という感じでしたが、2025年流の厚底は、もう少し洗練されています。ゴツすぎない、程よいボリューム感のソールが主流で、デザインもシンプル。ミニスカートやショートパンツはもちろん、意外とロング丈のワンピースやワイドパンツに合わせても、スタイルアップ効果とトレンド感をプラスしてくれるんです。

一方で、ナイキの「エアマックス」に代表されるような「ハイテクスニーカー」ブームも90年代の大きな特徴でした。当時は社会現象になるほどの人気で、なかなか手に入らなかった記憶があります。現代では、そうした名作スニーカーの復刻版も多く登場しており、きれいめなコーディネートの「ハズし」として取り入れるのが人気。ジャケットスタイルや、フェミニンなスカートに、あえてゴツめのスニーカーを合わせる。このアンバランスさが、大人の余裕を感じさせてくれます。

アメリカ国旗を背景に、パンク風の衣装を着た二人の男性が室内でタバコを吸っている。
チェック柄やレザー、反骨精神。グランジの持つ独特の空気感は、いつの時代も私たちを魅了する。Source: cottonbro studio / pexels

グランジとミニマル - 多様性が魅力のスタイリング

90年代の魅力は、一つのスタイルだけではない、その多様性にあります。開放的なストリートスタイルとは対照的に、ニルヴァーナなどのロックバンドが牽引した「グランジファッション」も大きなムーブメントでした。着古したようなネルシャツ、色褪せたバンドTシャツ、ダメージジーンズ。どこか気だるげで、アンニュイな雰囲気が特徴です。

全身をグランジで固めるのは少しハードルが高いかもしれませんが、アイテムを一つ取り入れるだけで、ぐっと深みのあるスタイルになります。例えば、きれいめなワンピースの上に、オーバーサイズのチェック柄ネルシャツを無造作に羽織る。それだけで、甘辛ミックスの絶妙なバランスが生まれます。バンドTシャツも、あえてジャケットのインナーにして、ロックなテイストを少しだけ覗かせるのが大人の楽しみ方。

また、首元を飾る「チョーカー」のようなミニマルなアクセサリーも90年代を象徴するアイテム。当時はタトゥーのように見える黒いテグス素材のものが大流行しましたね。今は、華奢なチェーンのものや、小さなチャームが付いたものなど、より繊細で大人っぽいデザインが豊富です。シンプルなニットやTシャツの首元にプラスするだけで、顔周りが華やぎ、一気にトレンド感がアップします。

2025年流・90年代ファッションの着こなし術

ここまで色々なアイテムを紹介してきましたが、一番大切なのは「全身を90年代で固めすぎない」こと。これが、古臭く見せず、今っぽく着こなす最大のコツです。あくまで、今の自分のスタイルに、90年代のアイテムを「一点投入」するくらいの気持ちでいるのが丁度良いかもしれません。

例えば、いつものシンプルなTシャツとデニムのスタイルに、足元だけ厚底スニーカーを合わせてみる。あるいは、きれいめなワンピースに、バケットハットを被ってみる。それだけでも、コーディネートの印象はがらりと変わります。90年代のアイテムが持つ独特の「クセ」や「遊び心」を、現代のベーシックなスタイルに加えるスパイスとして使うようなイメージです。

ファッションは、いつだって自由な自己表現のツール。懐かしいと感じる人も、新しいと感じる人も、それぞれの感性で90年代の空気感を取り入れてみてください。完璧なコーディネートを目指すのではなく、ちょっとした違和感や、自分だけのこだわりを楽しむこと。そのプロセスの中にこそ、ファッションの本当の喜びがあるのかもしれませんね。あなたの明日が、少しでも心躍るものになりますように。

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